スノーボードの古傷。
実は私は4年前に次女が生まれるまで、10年ほどスノーボードを割と本気でやっていた。レジャーでは無い。本気を出していた。遊びでボードをやっている、と言っている奴をナンダコイツと思っていた。何を目指していたのかと聞かれると、返答に困るが、間違いなく何かを目指していたのだろう。
出来ないことが出来るようになることにドハマりし、どんどんスノーボードにのめり込んだ。冬だけでなくオフシーズンにも筋トレやギア選びやかっこいいスタイルの出し方研究など、年中スノーボードのことを考えていた。
それをきっかけに夫くんとも知り合って今では一緒に家庭を築いている。それはいいのだが後悔していることが1つだけある。
それはケガである。
打撲したり、骨にヒビが入ったり、骨折したり、脱臼したりしながらも冬山へ通っていた。
年を経るごとに気圧の変化で古傷が痛む。肩も脱臼癖がついてしまい、日常生活では支障は無いが、重いものを持ったりふとした時に肩が外れそうになる。
ボード自体は楽しい思い出だが、もっと体を大事にしながらやればよかったと思う。
後悔というのはそれだけではない。
自分のケガならただの自業自得なのだが、一緒に連れ回した長女にも古傷が出来てしまっていた。
これは本当に後悔だし、長女に申し訳なく思う。
アゴが時々痛むらしい。
そんなところへ、以前部活の時間にボールが顎に当たり、暫く痛みが残ったようだ。
最近も、長女が学校で体育の時間に転んで顎を強打し、手足を擦りむいて帰って来た。
顎が開かないという。
直ぐに歯科を受診させた。医師からは、
レントゲンの結果骨に異常は無く、顎関節症でもないとのことだが、元々調子の悪い顎を抱えて今後の生活に何も支障が出ないことを祈るばかりだ。
親の趣味に付き合わせた挙句こんなことになり、
今後の長女の人生を思うとハンデを負わせた気がして暗い気持ちになる。
もっと重大な怪我をしていたかもしれないのだからこのくらいで済んでまだ良かったのかもしれないが。