続・イデコ布教活動。
職場の先輩と、ふとイデコの話になった。私が以前にイデコの申請書を職場に提出していた件について知っていたため、その後を知りたいようだった。
職場へ書類を提出した数日後、本部の担当者から電話が来て説明を求められた。なんと、うちの職場では確定拠出年金は私が初めての手続きだったようで、書類に何を書けばいいのか、なぜ書くのかを上へうまく説明出来なくて困っているようだった。
「公務員や、企業型DCの無い会社員や、自営業など、職業によって拠出限度額が変わるため、職場の証明が必要なようです」と言うと、納得した様子で、翌週書類が返送されてきた。
その話をすると、先輩は、
「いりこさんはまだ先があるけど、私は退職までもう何年もないから掛ける意味もないだろう」と言うので、
「いえいえ、そんなことないですよ。先輩は資産形成はほぼ完成されてると思いますが、イデコは節税にもなるんです。それに、投資商品、だけじゃなく、定期預金を選ぶことも出来ますよ。
拠出金額は全額所得控除なので年末調整で戻るし、住民税も翌年下がりますよ。
私の場合だと所得税と住民税でこのくらいなので先輩だともっと戻ると思います」
とイデコの回し者かと思われんばかりに教えてあげると、興味を持ったようだった。
手数料はネット証券が安いと勧めたが、対面窓口がないと不安だと言うので、この辺の金融機関で一番手数料が安いゆうちょをお勧めしておいた。
どこの金融機関でかけても、拠出時は67+103円で計170円、拠出しない月でも67円はかかる。それプラスゆうちょの場合は225円だ。一括拠出したとしてだいたい年間で3600円ほど。定期を選んだ場合、定期の利息より手数料が高いため、元本が減ってしまうが、所得税・住民税の節税の方を重視しているからそこは問題ないようだった。
元本割れに日本人は強く抵抗を示すが、
定期預金も、イデコで掛けると元本割れ商品になる。
投資商品なんてギャンブルと一緒だからと言い、元本保証のある普通預金に預けていてコンビニATMで下ろしまくると、結果的に元本は割れる。
嫌いだからといって本質を見ないのは損ですね。知れば、用途が広がるのに。以前私もそうでしたが。