結婚5周年。
我ながらよく続いているものだと感心する。1度目の結婚は1年少々で終わっているので10年以上経っているとはいえ今度の結婚も心配だった。子供が出来てから結婚したということや前回と重なる部分が多くあり、不吉な予感しかしなかった。
5年前は、会社が倒産し地元に帰って来ており、再就職に奔走していた。やっと働き口が決まった矢先に妊娠が発覚し、先方に泣く泣く断りの電話を入れた。
そのことについて夫くんを大分責めた。夫くんは当時いい年齢だったにもかかわらず貯金ゼロだったことも許せず、余計に責めた。
次女が生まれてからも、唯一のアクティブな趣味のスノーボードをやめなければならなかったことや、長女を1人で育て上げる計画が後数年のところで邪魔されたことに、気持ちをうまく切り替えられず悩んだ。
久しぶりの赤ちゃんだからと穏やかに過ごせたわけでもなかった。夫くん1人の給料では生活していけないため、子どもが1歳ほどを過ぎたら私も正社員で働き口を見つけなければならない。妊娠前の就職活動でも苦労したのに、その時よりさらに年齢を重ねており、小さい子がいるとなると以前より条件的に不利になっていることは明白だ。そのうちすることになる就職活動を思うと不安だっだ。
今も今で大変なことはいろいろとあるのだが、立ち止まったままあれこれ思い悩むよりも走り出してしまってからのほうが気持ち的には楽になった。
とりあえず、5年は持った。普段振り返る暇がないので、たまの節目にはゆっくり自分たちを労いたいものである。